大林宣彦監督の新作”この空の花” ① 試写状 [2012年]
1980年代。
僕は学生で”日本映画なんて映画じゃない!”
そう思っていた。
当時の日本映画は娯楽作品というより、文芸映画が主流。
スローな展開で、退屈なものが多く、
タダでも見たくないというものが多かった。
そんな中、凄い映画が登場した。
”これは僕らの映画だ!!”
それが大林宣彦監督の作品だった。
ねらわれた学園、転校生、時をかける少女、さびしんぼう
いずれも、ドキドキし、胸がつまり、感動させられた。
その後も、大林作品は次々にヒット。
黒澤明監督亡き後、日本を代表する映画監督となった。
僕の初監督作品”ストロベリーフィールズ”を撮る前
大事件があった。
大林監督とお会い出来た、学生時代から憧れてきた巨匠と!
故郷で映画を撮ることを伝えることができた。
その後、
大林監督の新作”理由”のメイキング
担当させてくれた。
それは仕事の依頼とかではない
現場の勉強をして、いい映画を作ってほしい。というエールだった。
”若い作家たちを応援したいんだよ”
そう言ってくれた。
その後も様々な応援を頂き
今回の”青い青い空”でも、パンフレットにメッセージを戴いたり
ここ=> http://takafumiota08.blog.so-net.ne.jp/2012-02-01-3
試写会でも一番に見てもらった。
学生時代から尊敬していた巨匠に、自分の監督作品を見て頂けるなんて
未だに信じがたいものがる。
そんな大林宣彦監督の新作”この空の花”が完成。
試写状を戴いた。
何と、宛名には監督自身の手書きで、僕の名前が書かれている。
これは何を置いても行かねば!
有楽町で行われる試写会に参加させてもらった。
(つづく)