原発推進派の言い分 [太田監督/その後?]
(期間限定 追記)
原発反対の意見だけでなく、原発推進の人たちの意見も
あちこちで読んだり、聞いたりする。
反対派は簡単にいうと”あれだけ酷い惨事が起きているのだから、
もう原発は止めるべきだ”というもの。
それに対して、事故が起きても原発推進という人たち
意見はどんなものが多いのか?
原発推進派の意見。
(1)”原発がないと電気が足りず停電が頻発する”
(2)”日本の経済が停滞し、世界での競争に負ける”。
(1)は明らかな間違い。原発がなくなっても
火力発電所の稼働率を上げれば需要は足りる。
電力不足は原発を再稼働させるためのデマなのだ。
(2)も同様。
電力は足りているのだから、競争力は落ちない。
それどころか世界一高い電気代のために、多くのアルミ産業が海外に出て行ってしまった。
そして、何より、”競争力が落ちる”という人たちの神経を疑う。
福島原発周辺の人たちは避難、今も家に帰れない。
多くの子供が被曝。将来の健康が懸念される。
なのに、まだ経済成長をしたいのか?
原発を続けて、また事故が起こったらどうするのか?
今度こそ、日本は終わるかもしれない。
命を犠牲にしても金儲けを続けるのか?
原発推進派で納得できる意見。未だに聞かない。
たぶん、彼らの本音は”危険でもいいから、被害が出てもいいから
金儲けしたい!”それに尽きるだろう。
先に書いた原発推進派の理由。
頭がヘンとしか言いようがないのに、
”報道ステーション”のコメンテーターが同じ理由を主張。
有名な小説家が”電力が足りないのだから”と笑顔で語る。
知識も教養もあるはずの彼らがなぜ、そんなことを言うのか?
同じような事実誤認。あるいは原発容認の意見
ワイドショーの司会者たち。 有名俳優。
著名なキャスターもが発言。
彼らは決して、原発関係の企業から恩恵を受けている訳ではない。
つまり、それほどまでに原発事故の事実が伝わっていたない。
同時にこれまで行われた安全キャンペーンが浸透しているということ。
しかし、それだけだろうか?
時代に置き去りにされる人と
次の時代を生きる者とに分けられて行く
ということではないか?
幕末に佐幕と倒幕に分かれて、戦いが起こった。
時代の変わり目は主義で分かれ、時代に相応しくない方が滅びる。
(つづく)