10年振りの日常生活 [太田監督/その後?]
(期間限定 追記)
春にLAから戻り、とうとう過労でダウン。
数ヶ月間、ほぼ寝たきり。
そんな生活も、夏の半ばくらいからは通常の入院生活(?)となってきた。
本を読んだり、テレビを見たりできるようになる。
特に興味のない番組でも、ダラダラ見る。
録画しておいたドラマをDVDで見る。
買ったまま本棚に入っている小説を読む。
そんなことをしていた。
考えてみると、そんなことをするのは10年振りくらいではないか?
この10年。
2本の映画を作るために、生活の全てを注ぎ込んでいた。
それ以外のことをする余裕は全くなし。
テレビをボーと見ている時間があるくらいなら
応援してくれている人たちに経過報告のメール。
演出上で参考になる映画のDVDを見る。
ロケ地となる街の文化や歴史を調べる。
ブログの監督日記を更新する。
起きてから寝るまで、そんな感じだった。
だから、次第に、今の時代がどうなっているのか?分からなくなる。
どんなタレントが人気あるのか?
どんな歌が流行っているのか?
本当に分からなくなる。
あーーあのベストセラーを読んでみたいな・・と思っても
気づくと、5年くらい経っていたり。
その意味で、今回は本当に充電であり。リハビリでもあるようだ。
ただ、体力も気力も十分でないので
本を読むのも、DVDを見るのも、休み休み少しずつ。
それでも充電にはなっている。
(つづく)