ピクトンさんの感想紹介 [感想をご紹介!]
以下、ロケ地・浜松のピクトンさんが書き込んでくれた
「青い青い空」の感想。
ありがとうございます。
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この映画が制作されていることを全く知らないまま、
ロケ場面に居合わせるチャンスがあり、わずかながらの接点が出来ました。
撮影場面を見ていただけでは、ストーリーは全然分かりませんでしたが、
今回鑑賞して(2度見ました)、
それぞれの場面の持つ意味がようやく分かりました。
はじめのうちは昔の「青春とは何だ」「これが青春だ」
のようなドラマのパターンを踏襲しているというイメージで、
それなりに面白いけれど、地元で撮影しているからこそ、
親近感が湧くのだろうというような、ちょっと醒めた思いで見ていました。
しかし、見終わった時の印象は違います。
高校生が情熱を注ぐ対象がラグビーやサッカーではなく、
書道であるということに、意味があるということです。
決して何でもよかったわけではなく、
書道という自己表現の場であることが、重要だったのだということに気づきました。
声に出すことが出来なくても、
書を通じて自分の思いは伝えられるということ、
そして学校でも家庭でも職場でも、考えていることを不器用であっても
伝えて行くことの大切さを訴えていたのだなと思えてきました。
いい歳をしてぽろぽろ涙を流しましたよ。
ちょっとしたシーンのどれもがジーンと来るのです。
音楽もいいですね。
エンディングのクレジットが流れる時間は、涙をぬぐうのにちょうど良い感じです。
久しぶりに映画館で映画を見ることで、
DVDとは違う臨場感というか、
一人で見ているのとは、違う感動もありました。