TheWho イン LA (後編)マイ・ジェネレーション [コンサート]
大学時代。アメリカの友人から聞いた。
「ザ・フーは未だにアメリカの高校生の間で
聴き継がれているんだ。
日本人が中学、高校になるとすでに解散したビートルズを聴くと
オオタは言ってたけど、同じだ。
(僕もそうだった。今の高校生はどうなのだろう?)
アメリカではハイスクールに入ると、ビートルズとフーは必ず聴くんだ」
ザ・フーは今も10代の心を捉えているのである。
ちなみに、「青い青い空」に出て来る
ノーサレンダーというバンド。
存在としてはザ・フーをイメージしている。
ロックバンドではないけど、
10代の心を捉え、聴き継がれるアーティストと設定した。
だから、性格も、趣味も違う
真子、みさと、トン子までも、ノーサレンダーを口ずさむ。
そしてロック・ファンの卓也さえも、歌詞を知っているのだ。
八代先生は、真子たち十代の気持ちを理解するために
ノーサレンダーの歌詞カードを読む。
ある意味「マイゼネレーション」のような歌なのである。
ああ、映画で印象的なシーンがあった。
「さらば青春の光」でクラブの場面。
確かカスケーズの「悲しき雨音」のシングルをかけて
カップルでチークダンスをしている。
誰かがそれを止めて「マイゼネレーション」のドーナツ盤をかける。
とたんに、主人公たちは彼女を放り出して、歌い踊りだす。
「マイゼネレーション」は彼らの魂の歌なのだ。
そんなTheWhoを見たのも、このメモリアルコロシアムである。
(つづく)
2011-04-26 23:00
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