のらねこさんからの感想 [感想をご紹介!]
私が、映画『青い青い空』を知ったのは、
あべさとえさんからです。
『ストロベリーフィールズ』の監督さんが浜松で映画を撮ることになり、
その主題歌を歌うことになった、ということを聞きました。
ちょうど1年前くらいから、
さとえさんはライブで主題歌『青い青い空』を歌い始め、
何度も聴いているうちに、どんな映画なのか見てみたくなりました。
浜松で撮影された映画で、浜松で先行公開。
浜松の映画ならば、浜松で観ないと思い、
10月14日、21日の2回、浜松で見ました。
この2回以降、なかなか見る機会がなく、
3回目が先日の3月6日。東京公開の2日目となりました。
映画を2回見て、太田監督のブログを読んでいると、
映画の内容は殆ど理解出来ているつもり。
ストーリーの展開も、次はこのシーンだというのが、頭の中に浮かんできます。
分かっているストーリなのに、なぜか、胸が熱くなり、
思わず涙が出て来ます。
この映画は、出演している誰もが主人公。
自分の将来への悩みや、親の強い期待、いじめ、ダイエット、
仲間に溶け込めない孤独などなどを抱えて、日々を過ごしている高校生。
ふと振り返ると、自分の高校時代にも、
もしかしたら誰かと同じような、境遇だったかもしれない。
だから、気持ちがとっても良く分かる。
何とかしてあげたいけれど、何も出来ないもどかしさ。
そんなものを感じてしまいます。
そんな彼女たちが、八代先生の書道を通じて、気持ちを伝えあい、
仲間が出来、悩みを乗り越えて成長していく姿に、
心を打たれてしまいます。
浜松の言葉で「やらまいか」。素敵な言葉ですね。
映画のストーリは、高校を舞台にしているものの、
高校生だけではなく、今のちょっと停滞気味の日本が元気になるためには、
必要なものは何かも教えてくれているような感じがします。
3月6日の出演者の舞台挨拶も、見ていてとても嬉しかったです。
東京同窓会が実現したみたいで。
とっても素晴らしい映画です。
全国公開、そして浜松凱旋上映へと繋がって行って欲しいです。
その前に、アメリカ上陸の成功を祈っています。
by のらねこ