山崎豊子さんの本 [日々報告2010]
ここしばらく。携帯電話をかけるのは徒歩による移動中のみ。
撮影の準備で、本当に時間がない。
先月までは、本を持ち歩き、待ち時間や電車の中で読んでいたが、
今はその時間もない。
電車の中では、シナリオを読み返す。
そんな中、先月、読んだのが写真上。
「白い巨塔」「二つの祖国」の原作者、山崎豊子の本。
現在放送中の「不毛地帯」。昨年公開された「沈まぬ太陽」の原作者でもある。
いかにして、あれら名作が書かれたか?
本人が語っている。小説と映画の違いはあるが、とても勉強になる。
主人公の名前ひとつにしても、物凄い思いで決めている。
壱岐正、財前五郎、天羽賢治・・・思いのある名前は記憶にも残る。
タイトルへのこだわりも凄い。
何より、リアリティを追及。物凄い取材を行っている。
僕も今回の「書道♡ガールズ」で3年ほど、書道取材をし、
1年以上に渡って、浜松の勉強をしたが、
山崎豊子さんに比べると、まだまだである。
名作はやはり、綿密な取材と、時間をかけた勉強なくしてはできない。