浜松まつり体験記(9)日本人が失くしたもの。 [ロケ地めぐりの旅]
浜松まつりは、午後9時で終了する。
町中のビジネスホテルに帰り、食事をしてネットブックでメールを書いていた。
と、外から若者たちのかけ声。
「おいしょ! おいしょ! おいしょ!」
「え? もう、祭は終わったはず・・?」
と、外に出てみる。
法被姿の若者たちがラッパを鳴らし、声を上げ行進して行く。
まるで凱旋のようだ。
大きな戦いに勝ち、戻って来た兵士たちが勝利を祝うように
祭のあとも、町を行進する。
見ているだけの僕が疲れ果てているのに、参加者の人たちの方が元気。
一体、このパワーはどこから来るのか? 圧倒された。
単に体力や勢いのことを言っているのではない。
何か、忘れていたものを思い出す。
今の日本人がなくしてしまったもの。
この「浜松まつり」で感じる・・・。
(つづく)