「時をかける少女」の町(2)竹原(2007/03/13) [想い出]
以前、尾道を訪問したとき、1カ所だけ行けなかったところがある。
「時をかける少女」のロケをした町。
映画のオープニングの登校シーンやお堂のシーンを撮影した場所だ。
その辺りだけは尾道ではなく、少し離れた町で撮られている。
ぜひ、行きたい場所だったが、電車で移動せねばならない。本数も少ないので尾道のみに絞り、町を歩き回った。
それが前作「ストロベリーフィールズ」の直前。
そして映画の最終上映が和歌山で終わった。次回作の準備で、四国で取材。
帰りは、船で本州に渡り新幹線に乗ろうと計画。着いた港が竹原だった。
「竹原・・聞いたことあるなあ・・・ああ!「時をかける少女」のロケ地だあ!」
と思い出す。あのときに行けなかった場所である。
次の電車は1時間後。それまでの短い時間だが行ってみた。
そこは町並み保存地区と呼ばれる。その1画だけが明治、大正の面影を残している。
上の写真。「時をかける少女」オープニングのあの通学路。
そこをまっすぐに進むと、尾美としのり演じる五郎ちゃんの住む酒造工場がある。
その先には瓦が崩れるあのお堂!「時をかける少女」の世界がそこにあった。
この下で五郎ちゃんと知世ちゃんが・・。ここで24年前に大林監督は撮影していたんだ。
その時の監督の歳が45才のはず。今の僕と同じ・・。
その歳に竹原に来たのも何か運命的。
「書道♡ガールズ」の準備帰りに、竹原を訪れたのも何かの縁かもしれない・・・・・。
(つづく)