HEROES シーズン3 後半戦(4)「隠し砦」方式? [テレビドラマ]
日本のドラマは、一人の脚本家がシリーズ全作を書く。
「古畑任三郎」なら、三谷幸喜さんが1人で1クールを書き上げる。
他のライターは参加しない。
が、アメリカの場合は複数のライターが参加している。
その中心にクリエーターがいる。
この構図。これまでのアメリカのドラマでは、あまり効果を発揮していなかった。
が、今回の「3」が、たぶんこの構図で「隠し砦の三悪人」方式でシナリオを書いているのではないか?
という気がする。黒澤明が実践した手法だ。
1人が、主人公を絶対に絶命の危機に陥れる設定を作る。
他のライターが、それを斬り抜ける方法を考える。それを繰り返し物語を作る。
これが「隠し砦」方式。それを「HEROSE 3」では、さらに一歩進んで
主人公の危機、或いは展開自体を複数で、あれこれアイディアを
出して書いているように思える。
なので、ドラマを見ていると、「えーーー何で!」とか「あーーダメだ!」
と思える展開ができるのではないか?
(つづく)
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