浜松滞在4日目、彷徨うことの大切さ。 [ロケハン2009夏Ⅲ]
このところ、スタッフをロケ決定地に案内することが続いた。
一人で浜松の町を歩くのは久しぶり。
ロケハンはほとんど完了しているが、あと何カ所か残っている。
それを探したいというのもある。
が、それより町の日常を感じておきたい。
撮影に使う場所だけ探してもダメなのだ。
ショッピングセンターや繁華街を歩く。
そこに住む人の日常があり、生活がある。
そこに「感じ方」や「考え方」が見えて来る。
映画の世界を構築する上で大切。
それをしていない監督が映画を撮ると、スクリーンの中に血の通わない町が現れてしまう。
(つづく)