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ロケハン2009春Ⅱ ブログトップ
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ロケハンの旅/ローカル線 [ロケハン2009春Ⅱ]

途中下車の旅2.jpg

 駅というのは、ドラマを感じる。

 出会い、別れ、発見、旅立ち・・・いろんな物語が存在する。

 この沿線を舞台にして、ひとつひとつの駅でドラマを作ってみたい。

 そんなことを考える。

 連続10話。駅ひとつで1話。他のエピソードと多少、登場人物がダブる。

 そんな深夜ドラマ。面白そう。

 (つづく)



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浜松ロケハンの旅/フリー切符 [ロケハン2009春Ⅱ]

フリーキップ.jpg

 天竜浜名湖線に乗る。

 車窓の風景、素晴らしい。

 **も素敵。

 フリー切符を買って出発。

(つづく)
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太田組式ロケハン・方法論(下)現場百回? [ロケハン2009春Ⅱ]

P1030845.jpg

 ロケハンといっても、単にいろんな撮影場所を探すということではない。

 そこでカット割りや、カメラを置く場所等を考える。

 俳優の立ち位置。エキストラの有無。天気。風。俳優の動き。編集。どんな音楽をつけるか? 

 そうやって徹底的に演出を考えて、どうしても成立しないところは物語の方を変える。

 或いは他の場所を探す。さらに、後日、技術部の技師を呼んで、現場を見てもらう。

 その場所に何時間もいて考え続ける。

 刑事が「現場百回」といって殺人現場を何度も訪れる、

 犯行時を想像するように撮影現場を何度も訪れ、あらゆる角度から撮影と演出を考える。

 写真を取って持ち帰り、家で考える監督もいる。が、それは当然のこと。それ以前に現場で時間かけ、考え検討することが大切。

祭昼2.jpg

 こうして「場所」を完全に把握し、あらゆる方向から演出プランを立てておくことで、撮影当日は俳優の魅力を引き出す仕事に専念できる。

 また、こうやって何度もロケ地を訪ねておくことで、その場所の魅力も引き出すことができる。俳優もロケ地も同じ。

 自分のイメージを全て押し付けるのではなく、本人たちの魅力を如何にして引き出しながら、物語に融合させるか?が大切だと思う。

 そんな魅力あるロケ地。今回も探す!

(つづく)


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太田組式ロケハン・方法論(上)「ストロベリー」での実践! [ロケハン2009春Ⅱ]

 前作「ストロベリーフィールズ」のロケハン。

 僕1人ではなく、カメラマンの三本木さんにも何度も同行してもらった。

  「この場所で***な感じで**な風に撮りたい!」

 と言えば、それが技術的に、カメラ的に、可能かどうか?を三本木さんがその場で判断してくれる。

 そしてアイディアを出し、「技術で対応するのか?」「場所を変えた方がいいのか?」を検討した。

 これをロケハンのときにやったら、大変!

 制作部の案内でその場所を5分とか10分とか見て、

 「監督。どちらがいいですか?」

 と言われて迷っていると

 「そろそろ、次に行かないと時間ないんですけど?」

 と催促。慎重な判断はできない。カメラマンと討議する時間も持てない。ロケ地にいるのに、宿に帰ってから、

 「あの場所どう?」

 「撮影し辛いですね・・」

 「大きな木。あったよね?」

 とか記憶を頼りに相談するのもバカな話。

 その場所で充分な時間を取り、カット割りや、ショットを相談することで、よりよい撮影ができるのである。

 この方法。「ストロベリー」でも、効果を上げた。

 美香が連れ去られるシーン。シナリオでは河原だった。

 というのも美香ー川。理沙ー海。マキー山。という違いを出すため。

まつり 夜.jpg

 だが、河原で撮影すると、どうも死神が映えない。

 会津川河原を想定していたが、カメラの三本木さんからも、「むずかしい」との意見。

 そこで考えたのが、撮影した路地。実際に三本木さんにテスト撮影もしてもらった。

 何度も現場を訪れ、あそこに決めた。先に高橋洋さんが絶賛してくれたシーンである。

 これも事前の徹底したロケハンの勝利であった。

(つづく)

  
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太田組式ロケハンの意味(4)場所を特定して書かない [ロケハン2009春Ⅱ]

シネスコ雨の祭.jpg
 
 しかし、太田組の場合は違う。

 まず、僕自身がシナリオを書く。でも、シナリオ上で明確な場所設定はしない。

 「寺」「土手」「草原」という大まかな形が多い。でも、理由がある。ロケハンをしながら・・・

 「もし、この草原を舞台に**シーンを撮影したら。より面白くなるのではないか?   本来は川が舞台だけど、この湖に変えた方が盛り上がるのではないか?  多少、物語の展開は変るが、この場所がいいかもしれない」

 そんな風に考えながら、ロケハンする。

 そして、素敵な場所があれば、シナリオの場所設定をその場所に変更する。

 これは製作部にはできない。書かれてある通りの場所を探すからだ。

 これと同じ方法論。キャスティングでも実践している。

 (つづく)


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太田組式ロケハンの意味(3)新しい映画作りの機会 [ロケハン2009春Ⅱ]

帰り道.jpg

 他の業界でもそうだが、過去の「決まり」を踏襲している会社で、現在も絶好調!というところはない。

 それに気づいた会社だけが、この不況を乗り切っている。

 今回の映画「書道♡ガールズ」は新しいスタイルでの映画作り。

 過去の習慣に囚われずに新しい発想で仕事ができるチャンスだ。

 そのために、スポンサーや参加者を厳選している。新しい発想でチャレンジできるはず。

 今回は「一番大切なのは何か?」を考え、それに合わせた方法論を実践したい!

 そのために僕がやるべきこと。

 いつものように公式に映画製作がスタートする前からのロケハンだ。

 僕の場合。ロケハンといっても、制作部のやるロケハンとは違う。

 彼らはシナリオを読み、その場所に相応しいところを探す。

 「学校」と書かれていれば学校。「教会」とあれば教会を探す。

 しかし・・。 

 (つづく)

 


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太田組式ロケハンの意味(2)日本映画をダメにする構図 [ロケハン2009春Ⅱ]

屋根.jpg

 結局、「もう少し時間があればなー」と思いつつ、

 クオリティの低い作品をやっつけで作るしかなくなる。

 それは嫌だ。だから、今回も早目に動く。

 そして正式なロケハンでも監督と技師クラスしか行けない現実がある。

 助手たちは「それでは準備ができない!」と毎回不満を言う。

 近い場所のロケハンなら数万円で行ける。

 その僅かな額を映画会社がケチらなければ、完成度が数段上がるのだ。

 節約すべきことは他にある。

 お役所と一緒で本当に必要なことに金を使わず、無意味な「習慣」や「決まり」で無駄使い。

 それなのに上の人たちは「金がない!」「赤字だ」「経費削減だ!」と騒ぐ。

 下の者は「やる気」をなくし、さらに完成度が下がる。

 日本映画、及びテレビ関係をダメにしている構図である。

(つづく)
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太田組式ロケハンの意味(1)通常のロケハンとは? [ロケハン2009春Ⅱ]

途中下車の旅2.jpg

 通常の映画では正式に映画がスタートしてから、制作部がロケハン。

 候補地を見つける。後日、それを監督が見に行く。

 映画業界のパターンだが、

 それが「風景が美しいだけで、感動のない映画」になってしまう理由。

 その習慣。元々、映画黄金期に作られたシステム。

 映画を量産する上で忙しい監督をわずらわせないように、

 製作部が事前にロケハンしておく、という発想からスタート。

 製作がスタートすれば監督は寝る間もないほど忙しい。

 ロケハンをじっくりする時間はないからだ。

 だが、最近では、さらにこんな事情もある。

 長期のロケハンは交通費や宿泊費。食費などがかかる。会社は考える。

 「なるべく、監督やスタッフをロケ地に行かせないでおこう・・」

 そんな節約発想が、その習慣を押し進めている。また、監督たちもこう言う。

 「ギャラも経費も出ない内からは動けないな。それで企画が潰れたらバカを見るからなあ〜」

 僕はまさに、その「バカ」を何度も見た。

 だが、映画製作が正式にスタートしてからロケハンに出かけたのでは、遅いのだ・・・。

(つづく)


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浜松まつりを見ずして、浜松映画は作れない! [ロケハン2009春Ⅱ]

途中下車の旅.jpg


 今回の目的は「浜松まつり」

 それを経験することで、浜松という町。そして浜松の人々のことが分かるのではないか? と思えた。

 それはまさに正解。浜松を知る上で、このくらい相応しいイベントはなかった。
 
 「浜松まつりを知らずして、この町で映画は撮れない。浜松の魅力を知り、この町を好きにならずして、感動作は作れない」

 そう思っているので、大きなプラスだった。

 しかし、すぐに東京に戻るのはもったいない。何カ所かロケハンもしたい! 

 が、現段階ではブログには詳しくは書けない。 

 以前、ある映画会社の人に企画を持ち込み、ロケハン写真を見せたときのこと。

 僕には「こんな町には興味ないですね~」といいながら、隠れて現地に行き、撮影交渉をした会社があった。

 この業界、とんでもない輩が多いので、注意せねばならない・・・。

 (つづく)


 

 
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浜松ロケハンの旅・作戦会議? [ロケハン2009春Ⅱ]

地図インマック.jpg

 ホットドッグを食べたあと。

 店で本日の作戦会議・・・とはいえスタッフは僕1人。

 テーブルに地図を広げ、ルートを検討。狙いを決める。

 「***と***はどうしても行きたい!」

 「できれば、***も行きたいがどうかなあ・・?」

 「あと****も訪ねたいが、距離的にどうか?」

 「雨の中だと、動きが鈍くなるし・・」

 そんなことを1人で考える。

 今回はビデオ・カメラも用意した。

 東京で待つスタッフに動画で、ロケ地を見せたい!

(つづく)



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