LAスポーツ・アリーナ [コンサート]
そのメモリアルコロシアムから
180度後ろを見る。
そこには写真上の巨大UFOのような建物がある。
ここがバスケットボールのロサンゼル・レーカーズの本拠地
LAスポーツアリーナだ。
スポーツアリーナと言いながら、多くのコンサートも行われる。
マイケル・ジャクソン。マドンナ。デイビッド・ボーイ。
そして、ブルース・スプリングスティーン。
コロシアムは広すぎて、コンサートをするには少々難あり。
「born in the USAツアー」1985のとき
スタンドの一番うしろ
山頂から村の祭を見下ろすような感じ。
一緒に盛り上がれる場所ではなかった。
それに対して、スポーツ・アリーナは音楽の祭典に相応しい。
数々のコンサートの中
やはり、一番思い出に残るは
ブルーススプリングスティーンのライブである。
(つづく)
TheWho イン LA (後編)マイ・ジェネレーション [コンサート]
大学時代。アメリカの友人から聞いた。
「ザ・フーは未だにアメリカの高校生の間で
聴き継がれているんだ。
日本人が中学、高校になるとすでに解散したビートルズを聴くと
オオタは言ってたけど、同じだ。
(僕もそうだった。今の高校生はどうなのだろう?)
アメリカではハイスクールに入ると、ビートルズとフーは必ず聴くんだ」
ザ・フーは今も10代の心を捉えているのである。
ちなみに、「青い青い空」に出て来る
ノーサレンダーというバンド。
存在としてはザ・フーをイメージしている。
ロックバンドではないけど、
10代の心を捉え、聴き継がれるアーティストと設定した。
だから、性格も、趣味も違う
真子、みさと、トン子までも、ノーサレンダーを口ずさむ。
そしてロック・ファンの卓也さえも、歌詞を知っているのだ。
八代先生は、真子たち十代の気持ちを理解するために
ノーサレンダーの歌詞カードを読む。
ある意味「マイゼネレーション」のような歌なのである。
ああ、映画で印象的なシーンがあった。
「さらば青春の光」でクラブの場面。
確かカスケーズの「悲しき雨音」のシングルをかけて
カップルでチークダンスをしている。
誰かがそれを止めて「マイゼネレーション」のドーナツ盤をかける。
とたんに、主人公たちは彼女を放り出して、歌い踊りだす。
「マイゼネレーション」は彼らの魂の歌なのだ。
そんなTheWhoを見たのも、このメモリアルコロシアムである。
(つづく)
The Who イン LA (中編)四重人格 [コンサート]
映画「さらば青春の光」には
スティングが出演している。
彼の乗ったベスパ。ミラーがたくさん付いているやつ。
ビバリーセンターのハードロックカフェに飾られていた。
移転したハリウッド店にも置かれているのだろうか?
ベスパに憧れて、横浜時代に乗っていたことがある。
そのザ・フー。メンバーのキース・ムーンが死んだことで
解散、
バンド復活ブームでLAにもやってきた。
もちろん、皆すでにオジさんであり、
昔のパワーはなかった。しかし、高校時代から聴き続けたThe Whoを
生で見て、聴けただけでも凄いことだ。
たぶん、僕が60年代にイギリスで生まれていたら、モッズ族に入り
フーを聴き、ベスパで暴走していただろう。
「マイゼネレーション」を歌い、
最後はドーバー海峡に飛び込んでいたかもしれない。
そのくらいに共感したのが「四重人格」というアルバム。
そして映画である。
予告=> http://www.youtube.com/watch?v=DYlSjawXzko
(つづく)
The Who イン LA (前編)さらば青春の光 [コンサート]
ロスアンゼルスにあるメモリアル・コロシアム。
もうひと組。忘れられないバンド
コンサートをしている。
THE WHO ザ・フーである。
高校3年のとき見た映画「さらば青春の光」
もの凄い映画だった。
映画ファンとしてでなく、個人として打ちのめされた。
僕の中で「アメリカン・グラフィティ」と並ぶ傑作。
泣けたとか、感動したとかではない。魂が揺さぶられた。
あまりに衝撃だったので、翌日も映画館へ行った。
こんなことはあとにも先にも、この映画だけだ。
予告=> http://www.youtube.com/watch?v=DYlSjawXzko
その原作とも言えるのが
フーのアルバム「四重人格」である。
続けて聴くと、全部聴くのに2時間以上かかるロック・オペラだが
何度も夜明けまでかかって、繰り返し聴いた・・。
(つづく)
ピンクフロイド in LA [コンサート]
USCの裏、メモリアルコロシアムがある。
そこで見たコンサート。
ピンクフロイド、
イギリスのバンド。
僕が高校を卒業したときに発売された「ザ・ウォール」
その2枚組のアルバム。大ヒットして、世界で1000万セット以上売れた。
アラン・パーカー監督によって映画化もされている。
僕も18歳のときに聴いて衝撃を受けた。
その後、「原子心母」「狂気」等を聴いて行った。
アメリカではマリファナを吸うときの、バッググラウンド曲として有名。
会場にも甘い煙が漂っていたのを思い出す。
あと、広い広い会場の上をブタが飛んで、客席が湧いた。
そんなピンクフロイド。「青い青い空」とも関係が深い。
主人公の一人。平沢いずみが演じてくれた
ミチルが大スキなバンドという設定。
そしてアルバム「ザ・ウォール」の1曲
「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」
これは真子(相葉香凛)たちが職員室に殴り込むときのテーマ曲
といってもいい内容。
18歳のときに聴いたが、完全にそのことを忘れていて
映画が完成してから聴いて驚愕。
まさにあのシーンで、真子たちがハマコーに告げる言葉と同じなのだ。
そして、ピンクフロイドは「青い青い空」の映画内では出て来ない部分で
重要な役割を果たしているのだ。
the Wall=> http://www.youtube.com/watch?v=M_bvT-DGcWw
ということで、「LA上映報告」からは逸れるが
次回から7回連続で「ミチル/「青い青い空」以前の物語」を紹介する。
慶さん。お楽しみに。
(つづく)
ローリングストーンズin LA(後編) [コンサート]
その疑問。ロックに超詳しいカドヤさん、解説してくれた。
「『ワン・ヒッツ』のギターはレッド・ツェッペリンの
ジミーペイジが弾いているからですよ!」
あーーーーー、そうだ! 確かにそうだ!
だから、音楽家さん。僕が渡しておいた「ワンヒッツ」のテープを聴き
ツッェペリンを思い出し、「ロックンロール」になってしまったのだ。
おまけに、八代先生が書く文字も「Rock'n Roll」だし?
話が逸れた。その「ワンヒッツ」を唯一演奏したのが
3日目のコンサート。
クライマックスは
「イッツ・オンリーロックンロール」「ブラウンシュガー」
「サティスファクション」
アンコールが「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」
http://www.youtube.com/watch?v=nZFDQqOKnRw&feature=related
エネルギー全開! 波動砲、連射!(ヤマトです)
というようなコンサートだった。
立ったまま2時間半のライブ。一緒に唱い、飛び跳ね。それが4日間。
さすがに最終日は疲れて来て、他の客は総立ちなのに僕は席に座り込むほど。
でも、50歳を越えていたミックジャガー、
その4日間、ずっと立ったまま
歌い、踊り続けているのだから、ステージを走り回るし、
僕より元気だった・・・。
もう、今回のブログは「監督日記」でも、「映画日記」でも、「LA紀行」でも
なくなってしまった。
そんなストーンズのコンサートをここで見たのが、
今から22年前のことである。
(つづく)
ローリングストーンズin LA(前編) [コンサート]
ローリングストーンズのコンサートも
ここLAのメモリアル・コロシアムで見た。
1989年の「Steel Wheels」ツアーだ。
4日間のコンサート。4日共行った。
まだ、ビル・ワイマンもいた頃である。
オープニング・アクトは
ガンゼン・ローゼズとリビング・カラー。
コンサート開始から2時間ほど前座が続き、ようやくストーンズだ。
ニューアルバムから「コンティネンタル・ドリフト」のイントロが流れ
ステージの上で火柱が上がる。鳴り響くギター音。
チャン、チャチャン。チャンチャチャ、チャチャ ♫
キースのギターが聴こえて、ライブがスタート。
1曲目は「スタート・ミー・アップ」だ。
http://www.youtube.com/watch?v=iEn2rzWHmk4&feature=fvst
その瞬間。何が起こっているか、全く実感がなかった。
ストーンズを聴き始めたのは、高校3年のとき。
友人に勧められて聴いたのが「メイド・イン・ザ・シェイド」
1979年のこと。
それからは学校から帰ると毎日、ストーンズを聴いた。
アルバムでいえば
「ステッキーフィンガーズ」「イッツ・オンリー・ロックンロール」
まだ、CDではなく、レコードの頃だ。
夜中まで、ヘッドフォンで繰り返し聴く。
「サティスファクション」「ビッチ」「ブラウンシュガー」
高校を卒業した年に発表されたのが、アルバム
「エモーショナル・レスキュー」
不毛の高校時代を支えてくれたのは
ストーンズの歌だった。それから10年。
とうとう、生のストーンズライブをLAで見た!
(写真上、柱の間から客席が見える。めっちゃ広いのが分かるよね。こ〜めぃさん!)
2時間半のライブで演奏された曲は全て、タイトルが分る。
次は何だ? あの曲はまだか? 興奮と感動の連続。
2日目のコンサートでは「リトル・レッド・ルースター」に
エリック・クラプトンがゲストで参加
3日目は、「ワン・ヒッツ」が演奏された。
ラッキーにも、アリーナの前から30番目くらいの席!
キースのギターが始まったとたんに、血が逆流した。
チャン、チャン、チャン、チャン。ダダダダダダ!♫
ちなみに、このイントロをイメージして、
「青い青い空」の八代先生のテーマ、音楽家さんにお願いした。
ら、「ワン・ヒッツ」ではなく、ツェッペリンの「ロックンロール」風な曲になっていた。
音楽家さんに訊くと、
「ストーンズ、ストーンズ!と思っていたんだけど、
演奏している内に、何だかツッペリンになってしまって・・」
とのこと。何でそうなったのかな?
その疑問。のちにロックに超詳しいカドヤさんが解説してくれた。
one hits=>http://www.youtube.com/watch?v=EUy8Ydq-oUA
(つづく)
ブルース・スプリングスティーンの4時間半ライブ! [コンサート]
USCのキャンパスを歩いたついでに、
裏手にあるメモリアル・コロシアムにも行ってみた。
1985年。今から26年前。
僕は23歳・・・ここで
ブルース・スプリングスティーン。
& Eストリートバンドによる
「ボーン・イン・ザ・USA」ツアーのライブが行われた。
本当に4時間半あった。
第1部が「ボーンインザUSA」からスタート。「涙のサンダーロード」まで
1時間半。普通のコンサートならここで終了だ。休憩ののち。
第2部 「カバーミー」「グローリーデイズ」
もちろん「ノーサレンダー」も!
過去のアルバムからのナンバーも含めて演奏。
ラストが「ボーン・トウ・ラン」。これも1時間半。
そして第3部、ここからがアンコール。
スプリングスティーンのオリジナルではなく、
彼が若い頃から聴いていたロックを延々歌う!
「ツイスト&シャウト」は8万人全員で合唱。
プレスリーの「好きにならずにはいられない」「CCライダー」
僕も知らないロックナンバーまで
これも1時間半。
もの凄いコンサートだった。
それを見て・・いや、東京ですでに彼のライブを見ていたので
こう思った・・。
このパワー。日本ロックでは勝てない。
凄すぎる・・。
http://www.youtube.com/watch?v=tIekamBDiAw
こんなふうに、映画だけではなく、数々のコンサートを経験することできた。
そう。あのロックバンドも、このコロシアムで見ている。
もちろん、ローリング・ストーンズだ!
(つづく)
留学した本当の目的? [コンサート]
アメリカ留学は映画の勉強!
といいながら、実は隠れた2つの目的があった。
1、ブルーススプリングスティーンの4時間半のコンサートを見ること
2、ローリングストーンズのコンサートを見ること。
こちらの方が本当の目的だったかも?
当時、この2つ。日本では不可能だった。
ブルースは1985年に
「ボーン・イン・ザ・USA」ツアーで来日、
代々木のオリンピックプールでコンサートを開いた。
が、会場の規制があり、4時間半のライブを3時間にせねばならなかった。
もちろん、僕はそのライブを見ている。
大阪城ホールのライブも見た。もの凄いライブだった。
でも、それが4時間半になるとどうなるのか?
絶対に見たかった。
アメリカでは、アンコールのデトロイトメドレーが1時間も続くというのだから凄い。
日本では「ツイスト&シャウト」1曲なのだ。
それとローリングストーンズ。
当時、彼らは麻薬の前科があり、日本へ入国することができなかった。
今でこそ、4年に1回くらいは来日するが
当時、ストーンズは日本でライブができなかったのである。
それらアーティスト。アメリカでは見れる。
大学で勉強している間に、きっと見れるはず!
そう思って楽しみにした。
ら、渡米した年。1985年に早くもチャンスがまわってきた。
「ボーン・イン・ザ・USA」ツアーすでにLAは終わっていたのだが
世界ツアーを終えたブルースは、もう一度、LAにやって来たのだ。
当時、マイケル・ジャクソンを凌ぐ人気。
アメリカで「ボス」と言えば、ブルースのことを指す。
会場もLAで一番広いところだ。
8万人を収容できる場所。
そう。オリンピックの開会式に使われたメモリアル・コロシアム。
どこにあるのか?と調べると
何とラッキーなことに、USCの裏手だった。
当時、車がない僕も歩いて行ける距離!!
(つづく)
斉藤由貴コンサート2011(下) [コンサート]
コンサート中、面白かったのが、
斉藤由貴さん。トーク中に
「口笛って、女性より男性の方がうまいんですよね?」
という話になり、
「さとえちゃん。できる?」
と訊いたとき。
おっ、さとえちゃんに話が振られたぞ!
さとえ。どう答える?
と、ドキドキしたら
いきなり、口笛に挑戦。
「ふーーーー(空気の音)」
斉藤さん。笑いながら、
「さとえちゃん。ウケ狙ってない?」
というと笑いながら、手を振り否定。
場内は大爆笑!
なんて、一幕があった。
「青い青い空」主題歌歌手。がんばっている。
そんなステージのあと、「青い青い空」のチラシ。
楽屋に届けておいた。
今回のメンバーの皆さんにもぜひ、配っておいてね!