映画監督を目指したころ(中)シナリオを書かない人たち [想い出]
脚本家を目指す後輩、こういう
「賞に応募しようと思うんだけど、いいネタが見つからないんですよ・・」
皆、何か理由をつけて書こうとしない。
しかし、仲間内で一番にプロの脚本家になった友人。こう言う。
「時間がない。金がない。ネタがない。
そんなことを言っていたら、一生、シナリオなんて書けない。
3日間。時間がある。そうしたら書け。
金がなかろうが、ネタがなかろうが、何としても書く!
いいネタを思いついた。
時間がなくても、金がなくても書く。
金が少しある。
1週間はバイトせずに済む。
それなら、どんなことをしてでも1本シナリオを書く!
自分を追い込まないと、シナリオなんて絶対に書けないんだよ!」
その通りだ。
プロデュサーがやってきて、
「ギャラは**万円です。よろしくお願いします」
なんて言ってもらうのは、夢のまた夢の話。
何より依頼がもらえるようになるために、書く力を付けねばならない。
何本も書いて力を付ける。
なのに「時間がない」「金がない」「ネタがない」
と言っていてどうする?
(つづく)
コメント 0