アラビアのロレンンス [2011年]
(期限限定 追記)
この春から夏の出来事を綴っている。
自宅入院生活。回復は本当に1ミリずつという感じだった。
DVDで「アラビアのロレンス」を見た。
何年振りだろうか?
最初は高校時代に「水曜ロードショー」その後、名画座で見直した。
1990年にロサンゼルスで完全版が公開。
そのとき、センチュリーシティ(「ダイハードのナカトミビルのある町)
で見たのが最後だから、21年振りか?
今回はDVDで見たが、1963年に作られた映画が
今だに色あせず、3時間半以上の上映時間。
全く退屈することなく見てしまった。
アラビアと砂漠を愛した英国人T・E ロレンス。
イギリスが植民地化を進める中、彼はアラビアの民族を集結させ独立国を作ろうとする。
「運命は切り開くものだ」
その言葉通り、彼は奇跡の活躍をしてアラビアの英雄となる。
だが、古い価値観に縛られる彼らは、民族争いを続けまとまらない。
結果、ロレンスはイギリスに利用され、アラビアに裏切られ失望する。
「もう2度と、砂漠に戻ることはないだろう」
その言葉を残し。故郷へと帰国していく。
やり切れない結末。
なぜ、アラビア人たちはロレンスの思いが分からないのか?
アラビア人以上にアラビアと民族を愛し
アラビアのために戦い続けた彼を理解できないのか?
アラビア人は自分で自分の首を締め、大きなチャンスを潰しているだけ。
アラビアを去るロレンス。
そんな悲しみを冷たく見つめるラスト、心に突き刺さった・・。
(つづく)