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マイケル・ジャクソン in LA (前編) [コンサート]

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 スポーツ・アリーナで見たアーティスト。

 あのマイケル・ジャクソンもここだ。

 彼は独特・・。

 ストーンズやスプリングスティーンはやはり、ライブ!

 という感じのコンサートだ。

 それに対して、マイケルやショーだ。

 しかし、恐ろしく完成されたショー。

 ファンでなくても観客を魅了し、楽しませる。

 歌って、踊って、また歌う。

 「スリラー」のシーンはステージで、ミュージックグリップを再現。

 引田天功のマジックのように、オオカミ男に変身。

 そしてゾンビたちと踊る。

 英語が分からなくても、どこの国の人でも楽しめる。

 エンタテイメントだった。

 昨年、彼が死亡したあと。リハーサル風景を記録した映画

 「This is it!」が公開。新宿で見た。

 単なるアイドル歌手でないこと、よく分かった。

 歌に、踊りにこだわり。

 リハーサルではステージディクレクターを困らせてばかりいた。

 彼の中にはすでに出来上がったコンサート・イメージがあるのだが

 それを伝えることができず苦悩していた。

 外から見ると、単なるわがままな芸術家に見えたかもしれない。
 
 しかし、妥協を許さないアーティストであること感じる・・。

 (つづく)

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