少女たちを探す旅・序章(4)会えないと決められない! [キャスティング]
CMでブレイクした子たちを抱えるプロダクション
オーディションにも、面接にも出して来ないのだ。
出演依頼しか受け付けない!
何だそれはーーーー!!!!!
と思うのだが、そういうプロダクションが多い。
キャバクラではないのだから、写真だけ見て指名なんてできない。
実績ある有名俳優ならいい。でも、ドラマ経験なしの新人タレントだ。
会ってみたら全然、印象違うということはよくあるし
演技力ゼロとか、やる気が見えないとか
問題が分かっても、その子を使って撮影しなければならないのだ。
「この子に***役は無理だよ」
と思っても、撮影せねばならない。
それはもう、どうがんばってもいい映画にはならない。
それで大失敗した映画。何本もある。
何より、その子は可哀想だ。
監督がその子のことを知り、その子の良さを引き出してこそ
いい作品になる。
合わない役の主役を演じても、その子の魅力が出ない。
意味がない!
おかしい!
違う!
そんな現状なのに、映画会社。役に合う合わないより、人気タレントを求め、
プロダクションは出演依頼でないと、その子に合わせてくれない。
どちらも、自分で自分の首を締めている。
事前に監督と俳優が会い。
「この子なら**役が出来る」
という子を選んでこそ。よい映画になり、ヒットし、
その子はさらに人気が出て、映画も儲かる。
スポンサーも、事務所も、皆、ハッピーになれる。
なのに、それをさせない・・。
(つづく)