藤田朋子さんの役、こうして決めた!(7)アメリカ映画の場合 [キャスト]
有名俳優による特別出演。
アメリカ映画。この辺。なかなか、うまい。
ジョントラボルタ主演の映画
「ステインアライブ」
人ごみでトラボルタがぶつかる男。一瞬、振り返る。
シルベスター・スタローンだ!
でも、何も言わず行ってしまう。
その映画の監督が実はスタローン。特別出演したのだ。
これはおしゃれ。
ジョディフォスター主演の
「ハートに火をつけて」
麻薬でラリっているような職人役
ボブ・ディラン。
ブラジルのプロレスラーではない。
アメリカのフォークシンガーだ。
彼は当時、本当に麻薬漬け。で、あえてそんな役をやるところが面白い。
重要な役ではなく、ジョディフォスターに道を教えるだけの役。
でも、物語に必要。小さな役だが、意味がある。
そんなふうに、さりげなく。そして、意味ある登場の仕方が大切。
ただ、「ハートに火をつけて」のディランの役。
彼の出演が決まってから作られたものではなく、当初からシナリオにあったものだろう。
しかし、今回は役を追加せねばならない。
物語を壊さずに、そんな役を作れるのか?
(つづく)
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