予告編作りで考えたこと(中) [予告編制作]
今回の予告編。映画館での上映だけではなく
浜松でのイベント等でも流される。
子供からお年寄りまで、広い層が見る機会があるのだ。
それゆえ、若者に受ける感覚的なイメージ優先の予告ではなく、
ストーリー紹介を基本とする従来のタイプにした。
編集テンポも、遅めにする。
若い人にはアップテンポの方がいいが、それでは年配の方が見辛い。
「あれ? 今の松坂慶子さん?」
と思っている内に、次のカットになったりすると伝わらない。
だから、1カット1カットを丁寧に見せる。
あと、音が出せない会場。音が聞き取りにくい場所で流すことも考えて
テロップを多様する。
最近のバラエティ番組のように、テロップで補足するのだ。
さらにいうと、そのテロップも野外で、太陽光の下でも分かるように
はっきりしたフォントを使用する。
それでなくても映像の上に出すテロップ。明朝体等は読みにくいのだ。
そんなことを考えながら、予告を作った。
(つづく)