浜松と「青い青い空」(3) [ロケ地を知る!]
その町では、ほとんどの人が
「無理無理!」「映画なんてできる訳ない」「そんな金どこにある?」
というネガティブな答えばかりだった。
が、それが通常の反応だだろう。大手企業が町で映画を撮るというのではない。
まず、疑い。不審に思うのが普通だ。
そして日本人がよく使いがちな「どうせ無理! 世の中甘くない」という言葉を連発した。
だが、浜松は違った。
「可能性が少なくても、何とかできないか?」
「自分に何かできないか?」
「友人知人で力になってくれる人はいないか?」
そんなふうに考えてくれた。
(つづく)