SSブログ

「告白」とある青春映画(2) [映画感想]

100606_1819501.jpg

 映画というのは不思議なもの。

 監督に「愛」や「思い」がなければ、作品が輝かないのである。

 どんな可愛い女優でも、

 監督がその子を好きになれなければ、その子は魅力的に見えない。

 作品を愛してなければ、面白い映画にはならない。

 監督でなくてもいい。プロデュサーでも、脚本家でも、誰かがその作品を愛していれば

 まだ、輝く部分がある。

 が、その映画は見事なくらいに、誰も作品を愛していない。

 スタッフであった友人から説明されなくても、愛のないことは・・。

 画面に出ていた。

 それに対して「告白」が凄いのは、やはり「思い」があること。

 「この映画を作らねばならない!」「これを世間に見せるんだ!」

 そんな「愛」を超えた「怨念」とも言える「思い」が全編を貫いていた。

 それが観客の心を掴んで放さず、ラストまで引きずって行くのだ。

 (つづく)

 

タグ:告白
nice!(1) 

nice! 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。