「告白」とある青春映画(2) [映画感想]
映画というのは不思議なもの。
監督に「愛」や「思い」がなければ、作品が輝かないのである。
どんな可愛い女優でも、
監督がその子を好きになれなければ、その子は魅力的に見えない。
作品を愛してなければ、面白い映画にはならない。
監督でなくてもいい。プロデュサーでも、脚本家でも、誰かがその作品を愛していれば
まだ、輝く部分がある。
が、その映画は見事なくらいに、誰も作品を愛していない。
スタッフであった友人から説明されなくても、愛のないことは・・。
画面に出ていた。
それに対して「告白」が凄いのは、やはり「思い」があること。
「この映画を作らねばならない!」「これを世間に見せるんだ!」
そんな「愛」を超えた「怨念」とも言える「思い」が全編を貫いていた。
それが観客の心を掴んで放さず、ラストまで引きずって行くのだ。
(つづく)
タグ:告白
2010-06-13 02:00
nice!(1)