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不思議の国への旅(5) [編集作業]

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 思い出した話がある。

 あるベテラン俳優。渋い中年親父を演じると光る。

 彼はときどき、事件を起こす。暴力行為等で警察に捕まったこともある。

 インタビューで言っていた。

 「そのときのことを考えると、必ず暴走刑事とかヤクザの役をやっているときなんです。

 撮影が終われば切り替えて、自分に戻るようにするんですが、どうも役が完全に離れない

 みたいで・・」

 その気持ちとてもよく分かる。

 編集しているときも、近い感覚。

 ただ、演じるのと違って、ダイレクトに役=自身がリンクしないこと。

 不思議への旅のようなもので、さらに異常な感覚にさらされる。

 現実に戻ってくると真っ白になり、何もできなくなるが

 真子やみさとに会えたこと。

 三美子やトン子。ミチルに卓也が元気にしていたこと。

 とても、うれしかった。

 とか、書くと「頭おかしいんじゃない?」と言われそう。

 編集という作業を伝えること。やはりむずかしい。

 
(つづく)

 
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