ベトナム戦争の帰還兵 [帰京]
ベトナム戦争から帰った兵士。
映画「ディア・ハンター」や「タクシードライバー」でも描かれていたが、
死と向かい合わせの毎日。神経を尖らせて、いつ何が起こるか分からない日々。
その過剰な体験をした兵士たちは、
アメリカに帰っても、日常生活に戻れないことがあるらしい。
暖かい布団で寝ることができず、ゴールデンゲートブリッジの下に住み着き
寝起きしている人もいたという。
今回の撮影。本当に素晴らしいスタッフ&キャストと仕事ができた。
とは言え、映画作りはやはり過酷。
時間と予算に追われ、絶えず大きな決断にさらされて神経がボロボロになる。
何だか、まだ、撮影が終わった気がしない。
ベトナム帰還兵のように、日常生活に戻れない自分がいる。
(つづく)