最後のシーンもOK。 [撮影21日目/道具屋&お寺]
「よーーい、スタート!」
波岡一喜君の長台詞の場面。
予想通りに彼は、一度も台詞を間違えず、素晴らしい芝居を見せてくれた。
相葉香凛演じる真子たちも、全員がボロボロに泣いている。
「カッーーーーーーート!」
Aカメラ、Bカメラの映像はモニターで見ていたが、Cカメだけはモニターがない。
カメラマンにプレイバックをしてもらい確認。
映像も、芝居も文句なしだった。
「よし、OK・・・」
演出部チーフが聞く。
「このシーン。全て埋まりということでいいですね?」
つまり、これで撮影終了ということなのだ。
「はい」
夜のシーンなので、昼間だが室内は暗い。スタッフ総出で雨戸を開けた。
そして・・。
(つづく)