太田組式の本読み! [本読み]
「本読み」は俳優が演技の方向を探り、
役を掴むためのもの。
だが、僕のやり方は、それにプラスして、映画の、物語の流れ
テイストや方向性を感じてもらうことも、テーマとしている。
なので、シナリオを読みながら音楽をかける。
そのシーンにふさわしいBGMを流す。
そのことで、より作品の世界観を感じ取れるからだ。
通常は演出部のセカンド君が、ト書きを読むのだが、
シナリオを書いた本人が読む方が、より俳優たちにも世界観が伝わると思え、
いつも、僕が読ませてもらう。
相葉香凛、草刈麻有ら、若手俳優たちと、
すでにベテランの貫禄の波岡一喜。
そして、演出部のスタッフが大きなテーブルを囲み、本読みがスタートする。
(つづく)