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マイケル・ジャックソン「This is it!」(5) [映画感想]


 ミュージシャンたちに、執拗に自分のイメージを伝えようとする。

 キーボード奏者など、マイケルが何を求めているのか?分からず困惑。

 ステージディレクターは単なるマイケルのフォロー役。

 でも、マイケルの中ではすべてが出来上がっている。

 それを言葉だけでは伝えられず、苦悩する。

 ライトのタイミング。立ち位置。動き。ダンサーの踊り。こと細かくを指示。

 全てを仕切ろうとする。完璧主義者だと思えた。

 それが演出家であり、アーティストなのである。

 ただ、そのイメージをまわりの人々が理解できないことがある。着いていけないことが多い。

 「なぜ、分かってくれない! どうして、理解してくれない」

 そんなマイケルの苛立ちが何度も垣間みられる。

(つづく)


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