マイケル・ムーアの「キャピタリズム」(中) [映画感想]
マイケル・ムーアは、資本主義を様々な角度から検証。
ドキュキュメンタリーとして描いて行く。
その流れの中で、アメリカという国。資本主義というものが見えて来る。
大学時代。僕はアメリカにいた。
(写真上、僕が学んだ南カルフォルニア大学。通称USC)
そこで痛感したことだが、本当に金、金、金の国である。
金持ちになること。それがアメリカ人の夢なのだ。
だから、高いレベルの教育を受ける。そのために金がかかる。
注ぎ込んだ多額の教育を回収し、金持ちになるために
マイケル・ムーアが指摘するように、皆、ウォール街を目指すのである。
その結果が、リーマン・ショックであり、
100年に1度の大不況なのだ。
ここまでなら「報道ステーション」の特集でも描ける・・。
だが、ここからマイケル・ムーア監督は、独自の表現を始めるのだ。
(つづく)