書道取材の意味 [書道取材]
どうしても撮影が近くなると、撮影準備の方に時間を取られる。
だが、最後の最後まで書道の取材は続けたい。
とはいえ、すでにシナリオは数年前に完成しており、
これ以上新しい書道ネタは必要ない。
でも、映画の中で描かれなくても、監督である僕自身が、
「書道」をより深く知ること。とても重要だ。
映画で描かれること以外にも、監督は書道について知っていなければ
見た目が派手でも、奥行きのない作品になってしまう。
特に最近の日本映画は、監督が題材についてほとんど勉強せずに
演出している作品が多い。
結果、表面的なものしか描けない。だから、厚みのない映画になる。
そんな作品にはしたくない!
だからこそ、今回は徹底して「書道」を勉強してきた。
取材も、撮影まで続けるつもりだ。
その意味で、年末か年始2回の浜松滞在と取材。収穫は多かった。