ロケ予定地で演出プランを立てる!(4)お寺でゴロゴロ [ロケハン2009冬]
お寺の中でゴロゴロ。自分の足をカメラで撮る。
遊んでいる訳ではない。
単に映画のカット割りや俳優の動きを考えるだけではダメ。
映画の中とはいえ、そこには日常がある。
物語の中の日常がある。映画には出てこなくても、そのお寺の日々がある。
このお寺に住む登場人物は、この部屋でどうしているのか?
書道の練習か? 書の本を読むのか? 先人の書を見つめるのか?
もしかしたら、この部屋ではゴロゴロしているだけかも?
そんなことを自身で体感してみる。想像してみる。
映画に映る部分だけを、演出しても奥行きは出て来ない。
(つづく)