唐組 2009年春「盲導犬」 [舞台演劇]
ここ5年くらいの唐組公演は、ほとんど見ている。
春の「黒手帳に頬紅を」に続き、この秋は「盲導犬」。
1973年の作品の再演。今回の公演場所は池袋・鬼子母神。
ホームグランドは新宿・花園神社だが、僕はこちらの方が好き。
お寺の境内自体が巨大な舞台のようだ。懐かしい駄菓子屋があり、昭和40年代を感じさせる。
ここ数年。仕事の都合で前売り券を変えず、いつも当日券。
唐組は公演当日、午後1時からチケット発売。開演は午後7時。
この日は3時に行くと、、受付でこう言われる。
「立ち見になるかもしれませんけど・・よろしいですか?」
話はそれるが、唐組はスタッフからチケット売りまで全て俳優が担当する。
その日は、藤井由紀さん。「紙芝居の絵の町で」のお弁当屋さんが印象的だった。
こちとら監督業なので、女優さんと会うのは日常茶飯事。
だが、大好きな劇団の女優さんと会うと、ちょっと緊張する。
そして、この日は右足がまだ痛み、2時間立ち見はきつい・・・。
でも、翌日の予定は分からず、急に仕事ということもある。
がんばって見た!
幸い。立ち見にはならなかったが、開演前から雨!
その中、境内に列を作る。傘を持っていない人も多い。
紅テントの中へ300人くらいの観客が順に入って行く。椅子ではなく御座の上に座る。
唐組は見る方も戦いだ。
で、舞台の方だが、前回辺りから、新人劇団員も入り、俳優たちが今までとは違う役割を演じる。
芝居はいつまでも、同じ場所にはいられない。
また、新人を育て、世代交代していくこと。
新たなステップに上がることで、前に進んでいく。
タグ:唐組