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ホラーファン必読の本? [映画界の話]

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 文庫本が送られてきた。友人の作家・藤ダリオさんが書いた「恐怖はこうして作られる」。実はこの本の執筆時、藤さんより取材を受けた。

 「ホラーものを撮る現場とは、どういう感じなのか?」

 「実際に怖い体験とかは、していないのか?」

 「ホラーではない怖い体験、笑えるエピソードはないか?」

 いろいろとお話させてもらった。どんなふうに書かれているか?と早々に読ませてもらう。脚本家としてもベテランの藤さん。エッセイも見事、うまくアレンジして書いてある。ホラー現場をよく知る僕も「へーーーー」とか思いながら読んでしまった。

 後半戦ではホラー監督たちの座談会。「呪怨」の清水監督、「オールナイトロング」の松村監督らが青春時代に見たホラー映画について話す。
 実はこの座談会。僕も呼んで頂いていたのだが、先のドキュメンタリー番組の取材で参加できず。悔しい思いをした。

 というのも、「ストロベリーフィールズ」のような青春ファンタジー映画を撮っているので、あまりホラーとは縁がないように思われる。
 が、実はブームのときは、ホラーものを何本も監督。「怪談・新耳袋」も4本撮らせてもらっている。

 撮る以上に、ホラーは見るのが大好き。ジョン・カーペンター作品は特に好き。ジョージ・A・ロメオもいい! でも、そもそものルーツは「ウルトラQ」や「怪奇大作戦」かも。
 その辺の話をしだすと、今でも朝までオールナイトだ。それだけに、座談会に参加できなかったこと悔しい。いつかこのブログで、ホラー映画への思いを書き綴る。

 でも、まず、この本を読んでもらえれば、ホラー作りのことがよく分かる。シナリオはどのようにして考え、書かれるのか? 撮影現場での苦労。作家たちの努力。そんなことが分かりやすく、おもしろく書かれている。
 また、日本映画の現場がいかなるものであるか? もよく分かるので、映画ファンの方にもお勧めだ!
 
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