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スピルバーグの秘密主義(1) [映画界の話]


 今も過労で寝たきり。仕事はストップ。

 でも、リハビリを兼ねて、アメリカ映画の話でも書いてみる。

 来年公開される「インディジョーンズ」の4作目。

 その1作目が公開されたのは27年ほど前。1980年代。

 その時代。スピールバーグ、ルーカスの作品は秘密主義だった。

 製作発表時に公表されるのは、タイトルだけ。ストーリーは秘密。

 スチール写真も、ほとんど公開されない。

 なので「インディ・ジョーンズ」の1作目。「レイダース」も

 公開直前まで内容が全く分からなかった。

 映画雑誌なので伝えられていたタイトルは直訳で、「失われた箱船の襲撃者たち」。

 スチールはなし。スピルバーグが監督。ルーカスがプロデュース。

 伝えられていたのは、それだけ。

 なのできっとSFもので、宇宙人が巨大宇宙船を襲撃する話かと想像していた。

 が、内容はご存知の通り、

 1940年代を舞台に、考古学者が宝探しをするというものだった。

 そんなふうに、彼らが秘密裏に映画を製作したのには訳がある。


(つづく)


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