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「崖の上のポニョ」をやっと見た! [映画感想]

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 満員の映画館で並んで見るのが嫌で、少し客が減ってから・・。

 と思ったが相変わらず人は多かった。座席指定制の最後の数席から最後列をゲットして鑑賞。前回の「ハウル」。アイディアだけで終わってしまった感があり、残念だった。が、今回は、何か凄そうな予感がしていた。

 オープニングの歌から凄い。何か分からないが、涙が溢れそうになる。悲しいとか、感動したとかではなく、圧倒的な何か?が感じられる。
 出会い。そして荒れる海の場面。波の上を走る少女。この辺でさらに凄い何かが迫って来る。何度も涙が溢れる。

 やはり、悲しいとか感動ではない、そのセンス。見たこともない映像。わき上がるイマジネーション。何だ!この映画は? 本当に映画なのか? 自分は何を見ているのか? そのくらいの圧倒感。

 何と表現すればいいんだろう? 「千と千尋の神隠し」もよかったが、あの完成された世界ではない。「となりのトトロ」的なものも感じる。あのネコバスの連続という感じか? 宮崎駿という人の頭の中は、どうなっているのだろう?

 子供の頃に見たディズニー映画。「わーーーー何だこれ、気持ちワル!」というほどの現実を超えた映像を思い出す。或いは手塚治虫の世界。そんな感覚をかいま見ながら、見た事もない世界の連続。

 初めて、サーカスを見た子供の気持ちか? 初めて、ピカソを見た人の気持ちか? 初めて、歌舞伎を見た外国人の気持ちか? 
 とにかく圧倒的な感動が、ノンストップで襲いかかる。最後に流れるおなじみの主題歌。頭から離れないあの歌が流れて始めると、また涙が溢れる。

 上映が終わっても、しばらく立てなかった。物語は数々の謎と不安が残されて終わる。だが、それは十分に想像できるものであり、映画のあとに親子で話合えるもの。子供向けのアニメに見えて、実は大人向けの深い物語。

 比較するのはヘンだが「2001年宇宙の旅」以来の衝撃体験だった。と、いっても分かってもらえないかもしれない。近い内にもう一度、見に行く。



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