過労とリハビリ(中)(2007/08/02) [過労でダウン2007]
寝たきり生活が続く。が、ある友人はこう言う。
「疲れなんて1日寝れば元気なるもんだよ!
本当は怠けているだけじゃないの?」
そんな彼はサラリーマン。1日に3軒営業したら、
「今日は疲れたから、終了!」
と喫茶店で時間を潰す。それでも毎月必ず給料がもらえる。
世渡りもうまい。
映画作りの大変さ。特に1人で製作費集めからスタート。脚本、監督、編集、宣伝まで
1人7人分くらいの仕事を5年も続けると
体も心もボロボロになること。そして残るのは借金の山だけということも。
それが監督業であること。理解するのはむずかしく。
サラリーマン生活の枠内でしか想像できないのだろう。
「だったら、早く病院へ行って治療すればいいだろう?」
という奴もいる。が、過労は病院でもお手上げ。
積もり積もった疲労は、休むことでしか解消されない。
注射1本で元気になるということはない。
疲労の連続で内蔵や血管にかかった負担は、限界を越えると
心不全やクモ膜下出血となり死に至ることが多い。
僕の場合。肝心なときには倒れない。
「ここぞ!」というときは、どんなに疲れを感じていても乗り切る。
が、一段落してホッとすると、疲れがドドッと出てダウンする・・・。
そんなふうに過労で倒れても、それがどんな状態なのか?
ほとんどの人には分からないようである。
(つづく)
2007-08-02 19:37
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